トリケップス文献調査用資料 CD-WS085

小型モータ巻線の設計加工技術

刊行月:1988年10月、価格:43,890円(税込)
体裁:CDR、222頁
監 修 
 見城尚志 職業訓練大学校
執筆者
 見城尚志 職業訓練大学校 電気科 教授
 藤井泰行 株式会社ワイ・イー・ドライブ 生産部 技術課
 畑瀬 始 株式会社ワイ・イー・ドライブ 生産部 技術課
 水口正男 株式会社ワイ・イー・ドライブ 生産部 技術課 課長
 川村 昭 日東工器株式会社 顧問
 山田 博 航空宇宙技術研究所
 江川克己 株式会社ミネベア 取締役
 古谷美幸 松下電器産業株式会社 技術部 主担当
 牧野 弘 富士ゼロックス株式会社 生産技術研究所
 高橋正弘 富士ゼロックス株式会社 生産技術研究所
 上田克彦 株式会社フジクラ 巻線事業部 巻線技術部 部長代理
 杉本栄一 日東電工株式会社 中央研究所 主幹研究員

内容項目

第1章 総論‐モータにとって巻線はどんな意味を持っているか
 1 巻線と転流
 2 転流の手段によってモータの種類が決まる
  2.1 巻線の2つの基本形式
  2.2 ステータとロータ、電機子と界磁システム
  2.3 転流の方法とモータの種類
 3 巻線のサイエンスと加工技術
第2章 小型モータ用巻線の基礎
 1 巻線の基本形式とパラメータ
  1.1 集中巻と分布巻
  1.2 スロット数
  1.3 極数と同期速度
  1.4 相数
  1.5 巻線係数
 2 直流モータ
 3 交流モータ
  3.1 相数、極数およびスロット数の間の関係
  3.2 3相と2相の比較およびコンデンサ・ラン方式について
  3.3 同期モータと非同期モータ
  3.4 交流整流子モータ
 4 ブラシレスDCモータ
  4.1 S/(m,p)を分数とする巻線
  4.2 通常3相巻線モータ
  4.3 ホール素子1個の2相モータ
第3章 単相ACモータの巻線設計と加工
 1 単相誘導モータの構造と等価回路
  1.1 構造と構成材料
  1.2 等価回路
 2 単相誘導モータの種類(始動方式による分類)
 3 単一速度モータ
  3.1 巻装方法
  3.2 コイルピッチに対するコイル巻回数の決定
  3.3 巻線係数(Kw)
  3.4 コンデンサ電動機の特性算定
  3.5 主巻線と補助巻線の設計内容と特性の関連
  3.6 回転方向が一方向の場合の巻線設計
 4 ポールチェンジモータ
  4.1 4巻線方式(2段速)
  4.2 3巻線方式(2段速)
  4.3 他の巻線方式
 5 タップ出し可変速モータ
 6 巻線作業
 7 あとがき
第4章 三相ACモータの巻線設計と加工
 1 三相かご形誘導モータの構造と等価回路
  1.1 構造と構成材料
  1.2 等価回路
 2 単一速度モータ
  2.1 巻装方法
  2.2 巻線係数
  2.3 等価巻替法
  2.4 高調波成分を小さくする巻線方法
  2.5 始動方式と巻線
 3 ポールチェンジモータ
  3.1 中間磁極巻線方式(Consequent Pole方式)
  3.2 PAM巻線方式
  3.3 Auinger巻線方式
  3.4 2重巻線方式
  3.5 2重巻線方式ポールチェンジモータの注意点
 4 分数スロット巻線方法
  4.1 βが奇数の場合の巻線法
  4.2 βが偶数の場合の巻線法
  4.3 スロット数に対する最高可能極数
 5 インバータ駆動モータのステータ巻線の絶縁
 6 巻線作業
  6.1 手入れ
  6.2 機械入れ(インサータ方式)
 7 巻線作業後の処理
第5章 ブラシレスモータの巻線設計と加工
 1 ブラシレスモータの巻線方法と選択
 2 ブラシレスモータの巻線設計
  2.1 磁気回路と電機子鉄心
  2.2 電機子巻線と誘起起電力、定格トルク
  2.3 電機子巻線導体とスロット面積
  2.4 定格出力変更の場合
  2.5 電機子巻線の接続
 3 ブラシレスモータの電機子巻線の巻型とコイル入れ
  3.1 巻型とコイル
  3.2 コイル入れと成形
第6章 DCモータの巻線設計と加工
 1 DCモータ電機子巻線の方法と選択
 2 DCモータの巻線設計
  2.1 波巻電機子巻線の設計
  2.2 重ね巻電機子巻線の設計
 3 DCモータ電機子巻線の巻型とコイル入れ
  3.1 巻型とコイル
  3.2 コイル入れと成形
第7章 ステッピングモータの巻線設計
 1 ステッピングモータとその他のモータの基本的相違
  1.1 ステッピングモータの特殊性
  1.2 ユニポーラ、バイポーラおよびバイファイラ巻
  1.3 極数、ポール数、歯数、相数の関係
 2 巻線と結線のバリエーション
  2.1 4相ハイブリッド型の場合
  2.2 クローポール型の場合
  2.3 VR型の場合
 3 巻線、測定、再調整
 4 巻線と加工上の問題点
第8章 扁平型ブラシレスモータの巻線設計と加工
 1 扁平型ブラシレスモータと巻線
 2 扁平コイルの利点と欠点
 3 巻線力と振動・騒音
 4 巻線設計と効率
  4.1 効率と効率化巻線
  4.2 巻線の総合断面積と効率
  4.3 巻線形状の小形化と効率
  4.4 巻線温度と効率
 5 巻線設計と誘起・印加電圧
 6 巻線設計とトルク特性
  6.1 トルク-速度特性
  6.2 トルクむら特性
 7 巻線設計と制御性能
  7.1 モータ機能と制御性能定数
  7.2 巻線と制御性能定数
 8 巻線設計と信頼性
 9 巻線構造と加工
 10 巻線加工と占積率
第9章 シンクロ、レゾルバの巻線設計と加工
 1 概説
 2 シンクロ、レゾルバの巻線加工に必要な電気的知識
 3 鉄心、ラミネーション
  3.1 鉄心材料、パーマロイ
  3.2 打ち抜き鉄心の設計と機械精度
  3.3 鉄心の積層と積層冶具、そして積層用接着剤とその塗布
  3.4 透磁率管理とその方法
 4 巻線コイル、コイル入れ
  4.1 コイル、コイルセット
  4.2 コイル入れ仕様
  4.3 コイルヘッドの成形
 5 部品、組立工程
  5.1 レゾルバ用部品(構造が簡単で点数は少ない)
  5.2 接着剤の経年変化
 6 機械加工(ロータ、ステータの研削)
  6.1 ロータ研削
  6.2 ステータの研削
  6.3 研削盤、クーラント(研削冷却水)
 7 シンクロ、レゾルバの特性上の問題と加工技術
第10章 HPコイル(Hybrid Pattern Coil)の設計・加工
 1 HPコイルの構成
  1.1 HPコイルの構造
  1.2 HPコイル製造方法
 2 HPコイルの設計
  2.1 磁気回路設計
  2.2 HPコイルの設計
  2.3 留意点
 3 モータ設計事例
  3.1 ロータ部
  3.2 ステータ部
第11章 新しい巻線「輪切りコイル」(ラミコイル、スライスコイル)
 1 輪切りコイルの製法、構造
 2 輪切りコイルの特徴と特徴を生かしたモータの設計
 3 輪切りコイル・メーカに期待する次のステップ
第12章 トロイダル巻線モータの設計
 1 ブラシレスDCモータのためのトロイダル巻線の一形式
 2 トロイダルコイルモータの特色
  2.1 スロットレス構造
  2.2 単層巻きによる高速回転
  2.3 発生トルクの多面利用の可能性
 3 巻線設計に関する基本法則
 4 分散集中巻によるトロイダル巻線
 5 レーザスキャナとしての応用とその問題点
  5.1 磁気軸受
  5.2 CPU駆動による性能
第13章 各種マグネットワイヤとその特性
 1 耐熱エナメル線の動向
  1.1 各種線材の一般動向
  1.2 耐熱エナメルの種類
 2 融着エナメル線の特性
 3 極細エナメル線の用途別特性
  3.1 自動巻線機の用途:モータ部分
  3.2 TVのフライバックトランスの用途
  3.3 その他の用途
 4 特殊線材料
  4.1 極細融着平角線
  4.2 シートおよびラミーコイル
第14章 絶縁材料と自動処理技術
 1 概説
 2 電機絶縁材料
  2.1 電線
  2.2 含浸ワニス
  2.3 不飽和ポリエステル樹脂
  2.4 粉体塗料(粉末ワニス)
  2.5 薄葉材料
  2.6 耐フロン絶縁材料
 3 規格の動向
 4 短時間耐熱性試験方法
 5 おわりに



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