トリケップス文献調査用資料 CD-EX027

VLSI試験/故障解析技術

刊行月:1992年11月、価格:63,910円(税込)
体裁:CDR、343頁
監修:
 石川光昭 株式会社東芝
執筆者:
 石川光昭 株式会社東芝 半導体評価技術部 主査
 奥村憲三 シャープ株式会社 IC事業本部 ロジック技術センター 第5技術部 係長
 古山 透 株式会社東芝 半導体技術研究所 第1LSI技術開発部 主査
 松井正貴 株式会社東芝 半導体技術研究所 第2LSI技術開発部 主務
 宮本順一 株式会社東芝 半導体技術研究所 第1LSI技術開発部 課長
 野田 寛 三菱電機株式会社 LSI研究所 LSI設計技術第2部 第5グループ
 藤井美津男 株式会社東芝 半導体評価技術部 課長
 塚原 寛 株式会社アドバンテスト ATE事業本部 ATE第1事業部 第1開発部 11課長
 今田英明 株式会社アドバンテスト ATE事業本部 ATE第2事業部 開発部 42課長
 黒江真一郎 株式会社アドバンテスト ATE事業本部 ATE第2事業部 開発部
        プロジェクトリーダー
 古川靖夫 株式会社アドバンテスト ATE事業本部 ATE第1事業部 第2開発部 
       EMXプロジェクトリーダー
 大塚 誠 東京エレクトロン株式会社 SPE3事業部 計測機器部 主任
 崎元正教 株式会社日立製作所 品質保証部 主任技師
 三上 司 株式会社アドバンテスト ATE事業本部 ATE第3事業部 EBテスタ販売推進課 課長
 皆藤 孝 セイコー電子工業株式会社 科学機器事業部 開発2部 開発4課 課長
 犬塚英治 浜松ホトニクス株式会社 システム事業部 システム設計部 第18部門 部門長

内容項目

第1章 VLSIの試験・故障解析の基礎
 1 概論
 2 試験の目的
 3 試験の種類
  3.1 直流試験
  3.2 交流試験
  3.3 機能試験
 4 研究・開発における試験
 5 量産における試験
 6 試験装置
 7 試験コスト
 8 故障解析/診断技術
  8.1 LSIテスタによる解析
  8.2 光学顕微鏡・電子顕微鏡観察による解析
  8.3 機械式プローブによるLSIの内部動作解析
  8.4 シミュレーションによる解析
  8.5 測定データによる解析
  8.6 電子ビームテスタによる解析
  8.7 ホットエレクトロン検出装置
 9 VLSI試験の問題点と今後の動向
  9.1 論理LSIの論理検証の困難さの増大
  9.2 試験時間の増大に伴う問題
  9.3 高速化に伴う問題
  9.4 高精度化に伴う問題
  9.5 不良要因を見極める困難さの増大
  9.6 試験コストの増大
第2章 大規模・多機能論理LSIの試験
 1 論理LSIとは
 2 LSIの評価技術
  2.1 評価の目的
  2.2 設計目標に対する評価方法
  2.3 プロセス変動に対する評価方法
 3 LSIの測定技術
  3.1 過渡電流ノイズ
  3.2 伝送経路の反射波
  3.3 TDR(Time Domain Reflection)
 4 LSIのテスト容易化技術
  4.1 8ビットマイクロプロセッサ(MC6804P2)
  4.2 32ビットマイクロプロセッサ(i80386)
  4.3 32ビットTROM(TX1)
 5 デバイス試験
  5.1 DCパラメータテスト
  5.2 ACパラメータテスト
  5.3 ファンクションテスト
  5.4 電圧印加電流測定回路
  5.5 電流印加電圧測定
第3章 大容量・高速メモリLSIの試験
 1 DRAMの試験
  1.1 汎用DRAMの量産テストの手順
  1.2 DRAMのテスト容易化技術
  1.3 データ保持(リフレッシュ)特性
  1.4 ソフトエラー
  1.5 信頼性の保証
  1.6 DRAM高速化へのテストの対応
 2 SRAMの試験
  2.1 メモリセルと回路の特性
  2.2 設計検証試験
  2.3 製造試験
 3 PROMの試験
  3.1 PROMの種類
  3.2 PROMセルの書き込みと消去
  3.3 PROMのデータセンス回路技術
  3.4 PROMの信頼性
  3.5 PROMのテスト
第4章 ディジタル/アナログ混在LSIの試験~混在LSIの特長とその試験方法について
 1 はじめに
 2 混在LSIの特長とテストの課題
  2.1 混在LSIの定義
  2.2 混在LSIの分類
  2.3 テストの課題
 3 ディジタル信号とアナログ信号の同期/非同期
  3.1 同期
  3.2 非同期
 4 アナログ信号のディジタル制御
  4.1 アナログ信号の発生とディジタイズの原理
  4.2 サンプリング理論
  4.3 テストトーン周波数とサンプリングレートとの関係
  4.4 周波数の漏れの問題と窓関数
  4.5 アナログベクタ生成
 5 時間測定
  5.1 ジッタの定義
  5.2 ジッタの測定
  5.3 ジッタの発生
 6 今後の動向
第5章 テストパターン作成
 1 テストパターンの役割
  1.1 論理シミュレーションの入出力系列
  1.2 LSIテスタに用いられる入出力信号系列
 2 テストパターン設計
  2.1 LSIテスタ用テストパターン作成
  2.2 機能検査用テストパターンと故障検出用テストパターン
  2.3 テストパターンのフォーマット変換
  2.4 マイクロプロセッサのテストパターン作成
 3 論理シミュレーション
  3.1 シミュレーション
  3.2 論理シミュレータの機能
  3.3 信号値について
  3.4 遅延モデル
  3.5 慣性遅延モデル
  3.6 遅延値の割り当て
 4 故障シミュレーション
  4.1 故障モデル
  4.2 等価故障
  4.3 故障の検出
  4.4 故障シミュレーションアルゴリズム
 5 テストパターン自動生成(ATPG)
  5.1 Dアルゴリズム
  5.2 PODEMアルゴリズム
  5.3 FANアルゴリズム
  5.4 実用回路でのテストパターン自動生成
第6章 テストプログラム作成
 1 テストプログラム
  1.1 テストプログラムとは
  1.2 テストパターン
  1.3 メインプログラム
  1.4 ユーザインタフェース
 2 テストプログラム言語
  2.1 言語の種類と特徴
  2.2 テスト装置とプログラム言語
 3 テストプログラム作成
  3.1 作成準備
  3.2 作成手順
  3.3 確認と評価
  3.4 作成上の注意
 4 ASICのテストプログラム作成
  4.1 ASICのテスト
  4.2 GAのテストプログラム作成
  4.3 SIのテストプログラム作成
 5 テストプログラムの経済性
  5.1 故障検出率とディフェクトレベル
  5.2 テストタイムとテストコスト
第7章 試験容易化設計
 1 試験容易化設計の概要
 2 試験容易化設計手法の種類
 3 アドホック手法
  3.1 回路分割
  3.2 テスト端子の挿入
  3.3 回路の遮断
  3.4 バスの利用
 4 構造化手法
  4.1 スキャンパス
  4.2 LSSD(Level Sensitive Design)
  4.3 バウンダリスキャン
 5 BIST(組み込み自己試験)
  5.1 BISTの概念
  5.2 線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR:Linear Feedback Shift Register)
  5.3 BILBO(Built-In Logic Block Observer)
  5.4 メモリBIST
 6 今後の動向
第8章 試験装置
第1節 論理LSI用ATE
 1 概説
  1.1 はじめに
  1.2 デバイスから要求されるATEの機能
 2 論理LSI用ATEの構成
  2.1 論理LSI用ATEの構成
  2.2 主要各部の説明
 3 デバイス動向からの測定技術
  3.1 BiCMOS LSIの測定
  3.2 IDDqの測定技術
 4 今後の動向
第2節 メモリLSI用ATE
 1 概説
 2 メモリテストシステムの概要
  2.1 基本仕様
  2.2 開発用メモリテストシステム
  2.3 生産用メモリテストシステム
  2.4 複雑化するデバイスの測定技術
  2.5 メモリテストシステムの高精度化
  2.6 デバイスインタフェースの動向
 3 今後の動向
第3節 ディジタル/アナログ混在LSI用ATE
 1 はじめに
 2 ミクスドLSIの動向
  2.1 要求性能
 3 システムの紹介
  3.1 システムアーキテクチャ
  3.2 基本性能の説明
 4 設計と試験の統合
  4.1 試験設計環境
 5 効率的な生産ラインの構築
 6 今後の展望
第4節 設計検証システム
 1 装置概要
  1.1 設計検証システムの背景
  1.2 設計検証システムの変遷
  1.3 ASICテストシステムの位置付け
 2 現状のASICテストシステム
  2.1 最新のASICテストシステムの性能
  2.2 ASICテストシステムと周辺評価環境
  2.3 ATEとの違い
 3 今後の動向
  3.1 DA(Design Autmation)
  3.2 ディジタル、アナログ、メモリ混在ASICへの対応
  3.3 多ピン化への対応
  3.4 低価格化
第9章 VLSIの信頼性
 1 概説
 2 信頼性試験と寿命推定
  2.1 デバイスの信頼性試験
  2.2 パッケージの試験
  2.3 寿命試験
 3 VLSIの信頼性
  3.1 デバイスの要素別信頼性
  3.2 パッケージの信頼性
  3.3 VLSIの信頼性
第10章 故障解析技術
第1節 故障解析技術の概要と今後の動向
 1 概要
 2 故障解析技術の現状
 3 故障解析技術の今後の動向
第2節 シリコンデバッグシステムとしてのEBテスタ
 1 概説
 2 EBテスタに望まれている機能、性能
  2.1 操作性、保守性の改良
  2.2 測定精度の改良
  2.3 多様なCADリンク形態への対応
  2.4 良品と不良品の比較解析手法
  2.5 テスタリンク、DUTセットアップ
 3 最新のEBテスタ動向と応用効果
  3.1 新EBテストシステムの狙い
  3.2 LSIテスタリンクとDUTセットアップ
  3.3 CADリンクソフトウェア
  3.4 長周期テストパターン
  3.5 高精度測定
第3節 FIB加工装置
 1 概説
 2 原理
  2.1 装置構成
  2.2 機能
 3 応用(VLSIの開発から故障解析まで)
  3.1 VLSI配線の接続・切断加工とテスト用パッドの形成
  3.2 アルミニウム配線結晶粒の観察
  3.3 ミクロ断面加工および観察
  3.4 断面TEM観察用の試料作成
 4 部門別の応用と効果
第4節 ホットエレクトロン解析装置
 1 概説
 2 半導体の故障とそれに伴う発光
  2.1 半導体からの発光現象
  2.2 絶縁体からの発光現象
  2.3 金属導体からの発光現象
 3 光による半導体の故障解析
 4 ホットエレクトロン解析装置
 5 まとめ
付録 用語解説



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