トリケップス技術図書 WS.207
ディジタル通信システムのための
MATLABプログラム事例解説
〜ナイキストフィルタ/QPSK/QAM/適応等化/アレーアンテナ/OFDM〜
刊行日:2000年7月6日、価格:54,780円(税込)
体裁:B5判、132頁、付録CD(サンプルプログラム)
監 修:
島村徹也 埼玉大学 工学部 情報システム工学科 助教授
執筆者:
石塚真一 サイバネットシステム株式会社 MATLABプロダクト部 MATLAB技術部 課長代理
尾知 博 九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科 教授
島村徹也 埼玉大学 工学部 情報システム工学科 助教授
沖田芳雄 沖電気工業株式会社 SSG先端技術研究センタ 音響情報処理研究チーム
永塚 守 郵政省 通信総合研究所 通信システム部 放送技術研究室 |
第1章 総論
1 ディジタル通信システムに要求されるツール
さまざまなシステム記述環境を備えていること / アルゴリズム指向であること / ベクトル演算、行列演算が容易であること / 固定小数点演算が可能であること / 多彩なグラフィックスが可能であること / 高速なシミュレーションが可能なこと
2 第2章以降との関連
「第2章 通信信号処理の基礎」 / 第3章 適応等化」 / 「第4章 アレーアンテナ」 / 「第5章 OFDM」
第2章 通信信号処理の基礎
1 パルス信号の帯域制限
帯域制限による符号間干渉 / ナイキストフィルタ
2 ディジタル変調
情報伝送速度と周波数利用効率 / QPSK / π/4QPSK / 多値QAM
第3章 適応等化
1 ディジタル通信システム
2 等化の概念
3 最小位相と非最小位相
4 LMS適応アルゴリズムと適応FIR等化器
5 RLS適応アルゴリズム
6 適応FIR等化器の実現方法
7 判定帰還型等化器
8 ブラインド等化器
9 MATLABシミュレーション
MATLABによるプログラム作成 / MATLABによる処理
第4章 アレーアンテナ
1 基礎理論
前提条件1 / 前提条件2 / 受信信号モデル / 観測信号のベクトル記述(1信号受信) / 観測信号のベクトル記述(p信号受信)
2 基本特性計算
ビームフォーミング / ビームパターン / 到来方向推定
3 適応アレーアンテナ
最小平均二乗誤差適応アレー / 最小二乗平均(LMS)アルゴリズム / 線型拘束型適応アレー / サンプル行列逆転法
4 高分解能到来方向推定
最小分散法 / 線型予測法 / 固有値分解法
第5章 OFDM
1 はじめに
OFDMとは / 本章で扱う範囲 / 等価低域系について / 計算機シミュレーションにおける全体の流れ
2 OFDM信号の生成
複素信号点の発生 / OFDM化 / ランダムなOFDM信号の発生 / シングルキャリア方式との相違 / OFDM信号の性質
3 雑音の印加
なぜ雑音を加えるか / 雑音レベルの表現方法 / 等価低域系における雑音の印加 / 受信コンスタレーションの確認
4 信号点の判別と誤り計数
信号点の判別 / 変調時と共通の伝送情報への変換 / ビットエラーのカウント / 理論的な誤りの数(期待値)
5 遅延妨害波の影響
遅延妨害波に強いOFDM / ガードインターバルと遅延波の付加 / パイロットによる振幅・位相基準の補正 / 遅延波1波が存在する場合のBER特性 / 現実のシステムとの比較 / BER特性に対する遅延時間の影響
6 おわりに
繰り返し数に関する注意 / プログラムの書き方 / OFDMの性質について
付録(CD) サンプルプログラム用
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